第11回です。
先日分析したスカラ(証券コード:4845)について、先日(2022/2/10)決算発表(2022/6期2Q)されたので内容を確認していきます。
※個別株の売買を推奨する記事ではありません、投資については自己責任でお願いしますm(_ _)m
前回の分析内容は↓

足元の業績よりもM&Aは進んでるのかな?
スカラ2022/6期2Q決算概要
売上高、営業利益はこんな感じでした↓
売上高:4268百万円(対会社予想進捗率:35.6%)
営業利益:-78百万円(対会社予想進捗率:-17.3%)
数字だけ見ると散々ですね
事業毎で見てみましょう↓

売上高についてはカスタマーサポート事業が落ち込んできてるところが大きいですね。コールセンターのニーズが減ってきているようですが、事業としてはしばらく残すみたいです。
今後徐々に縮小かなー
営業利益の面では、相変わらず投資・インキュベーション事業による影響を受けてますね。
何にお金を使っているか気になってきますね。
ということで、直近の出資先を見てみましょう。
①xID(株)
xID(クロスID)というマイナンバーカードに紐付けた独自IDを生成するというアプリを提供している会社で、現在xIDが利用できるサービスは以下の通り↓

加賀市(石川県)の電子申請でも使えるんですね
まだまだ利用できるサービスは少ないですが、加賀市のように自治体の電子申請での利用が広まれば面白そうですね。
②(株)ソーシャル・エックス
こちらは新会社として新たに設立されました。官民共創を推し進める「逆プロポ」というサービスを提供。
逆プロポ・・・企業が関心のある社会課題を提示して、自治体が課題解決のための企画やアイデアを提案するという仕組み
企業がお金を出し、自治体が解決する、確かに通常とは”逆”ですね
③(株)エッグ
ふるさと納税制度の地方自治体向け基盤システムを全国で初めて開発した企業みたいです。
地方自治体へのシステム導入実績は全国No.1とのこと。
こうしてみるとどれも自治体絡みですね。
これは今後”そっち”系に力を入れていく感じなのでしょうか
今後の展開が少し楽しみになってきました。
スカラの株価
2022/2/18時点での株価は670円
PER:39.41 PBR:1.21
PERは割高だけど、PBR割安です。さすがにお金は持ってます。
直近チャートは↓

決算発表後一瞬下がるも、すぐに回復。現在ヨコヨコです。
スカラ 2022/6期2Q決算総括
まだまだ利益を出すよりも、M&Aで事業拡大していく時期といった印象。
地方自治体絡みの事業で直近出資の3社が今後どう絡んでくるかは注目です。
ということで、今回は以上です。
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ありがとうございました
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