第16回です。
監視銘柄のスタメン(証券コード:4019)について、先日(2022/5/13)決算発表(2022/12期1Q)されたので内容を確認していきます。
※個別株の売買を推奨する記事ではありません、投資については自己責任でお願いします。
初回の分析内容は↓

引き続き順調に成長できているでしょうか?
スタメン2022/12期1Q決算概要
売上高、経常利益はこんな感じでした↓
売上高:285百万円(対会社予想進捗率:23.0%)
経常利益:23百万円(対会社予想進捗率:24.1%)
ここはQonQで売上が伸びている会社なので、この進捗率はかなり高めです
Q別売上高を見てみましょう↓

まだまだ順調に伸びていきそうですね。
月次指標も公開されているので見てみましょう。

TUNAGのストック収益は順調に伸びていますが、FANTSは失速している感じがでてますね。。
FANTS、ここまでか?
特に3月4月は元気がないです。とりあえずサロン数・平均MMR(≒月額利用料)の推移を見てみると、

サロン数は増えてますが、その分MMRは少しずつ下がってきてます。MMRが下がっている要因としては、小型のサロンを中心に展開を広げていたからのようです(FANTSの月額利用料はサロンの会員数に連動しているため、小型サロンはMMRが低くなりがち)。
その点は会社も課題視しているようで、2Qから営業ターゲットを小規模サロン ➡ 中~大規模サロンへシフトするとのこと。
てことは、3月4月はちょうど転換期??
中~大規模サロンの立ち上げとなると、時間もかかる(数カ月くらい?)はずなので、ストック・フロー収益共に乗っかってくるのは早くても5月以降でしょうか。
今期からフロー収益の会計基準が変更になってます。
【旧】初期設計開始月に初期費用を一括計上
【新】初期設計対応の完了月に初期費用を一括計上
つまり、2Qのあたりから中~大規模サロンターゲットにシフトチェンジしているとしたら、3月4月のFANTS月次指標の内容もまぁまぁ納得できる内容だということですね。
とはいえ、ターゲットチェンジ後すぐに営業成果が出てくれるかどうかはわかりませんが、、
また、FANTS事業では既存のビジネス戦略に加えて新たに3つの取り組みを推し進めようとしてます。
サロン主とスタメンが共同でサロンを運営していくスタイル。
これにより収益が”FANTSの月額利用料”ではなく、”サロン収益からの分配”になるため、中~大規模サロンとの相性は良さそうです。
FANTSで自社コンテンツを企画・運営することで、ユーザーからの課金が直接収益となる。
既に2つのコミュニティコンテンツを立ち上げ準備中で、2Q中にリリース予定とのこと。
ビジネスコンサルティング業務を請け負うスタイル。
単発のプロジェクトベースとなるため、基本的にはフロー収益。
これらの取り組みが今後どれだけ業績に寄与してくるかはまだまだ未知数、2Qの月次指標は要注目です。
スタメンの株価
2022/2/14時点の株価は540円
PER:76.05 PBR:4.92
年初からだいぶ株価は下がりました。
相変わらず高PER株はとことん売られる相場なので仕方がないのかもしれませんが、、、逆にバーゲンのチャンスが巡ってくるかもしれません。
直近チャートは↓

なんと5/19で底値を抜けてしまいました。。
短期的にはちょっと危ういかも
とりあえず直近はしっかりと底が確認できるまで買うのは我慢です。
2022年1Q決算総括
業績は順調に伸びて無事本決算着地。
TUNAGは相変わらず安定的に伸びているので、FANTSの動向に特に注目です。
ターゲットチェンジは上手くいくのか???
また、FANTS内で自社コンテンツ立ち上げということで、「どんなコンテンツ?」「どうやって集客するの?」は気になるところです。
2Q中に立ち上げ予定とのことなので、5月,6月で何かしら情報が出てくるはず、、
株価的にもかなり安値まで落ちてきていると思いますが、相変わらず相場は「グロース株を中心に売りが、、、!」状態が続いているため、買いに走る場合はワンテンポ待ってからが良いのかもしれません。
ということで、今回は以上です。
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ありがとうございました
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