第7回です。
先日分析したベガコーポレーション(証券コード:3542)について、本日(2022/1/31)決算発表(2022/3期3Q)されたので内容を確認していきます。
※個別株の売買を推奨する記事ではありません、投資については自己責任でお願いしますm(_ _)m
前回の分析内容は↓

2Q決算では雲行きあやしかったけど果たして!?
ベガコーポレーション2022/3期3Q決算概要
売上高・経常利益はこんな感じになりました↓
売上高:12,455百万円(対会社予想進捗率65.6%)
経常利益:472百万円(対会社予想進捗率45.8%)
これは通期目標達成厳しそうですね
ハイ、というわけでご丁寧に下方修正もセットで出ておりました。
売上高予想:19,000~20,500百万円 ➡ 16,000~16,500百万円
経常利益予想:1,030~1,330百万円 ➡ 530~630百万円
経常利益は約半分、、、
かなりガッツリ目の下方修正です。
理由としては、「巣ごもりブーストが落ち着いたことによる売上の落ち込みが予想より大きかったよ」ということみたいですね。
10月頃~年末にかけては感染者もほとんどいなかったですもんねー、ありがたいことに
逆に言えば、今回の業績が巣ごもりブーストを除いた純粋な実力値として見ても良いのかもしれません。
直近の売上高・営業利益の推移がこちら↓

ここから巣ごもり特需期間(2020年3月~2021年9月)を除外すると、

こうしてみると、少しは成長してそうに見えますね。
前回も述べたように、基盤となる部分は地味に成長を続けているので、あとは
「特需の反動による売上Down < 成長による売上UP」
となるポイントが本当に今回(2022/3期3Q)のタイミングと見て良いのか?というところですね。
この読みが外れていた場合は4Q以降更に業績が落ち込む可能性も秘めています
ただ、4Qはまたオミクロンとかの影響もあるので参考にならないかもしれませんね(とはいえこのタイミングで再度巣ごもり需要に火が付くとは考えづらいですが)
また、今回LOWYA事業は巣ごもり特需の反動で売上が下がってますが、DOKODEMO事業(越境EC)の売上は伸びており、3QでのGMV(流通取引総額)は↓のように跳ね上がってます。

今後は越境ECの伸びが期待できそうですね
ベガコーポレーションの直近チャート
1/31時点での株価は684円
PER:19.76 PBR:1.40 (PERは修正後の予想純利益で計算)
直近の日足チャートはこちらです↓

直近のマザーズ地合いでかなり売り込まれていたので、PER的にもそこまでハチャメチャな割高感はなく、PTS市場も17:30時点では無反応。
とは言えもちろん上がる材料も特にないので、結局しばらくはマザーズの状況によりけりといったところでしょうか。
がんばれマザーズ
3Q決算総括
ガッツリ下方修正があったものの、ストップ安まで張り付くような気配は今のところなし?
下方修正自体は2Q決算の時点である程度想定済みっぽいですね
また、LOWYAの台湾展開やDOKODEMOのGMVアップなど、今後海外事業がどれだけ伸びていくのかは引き続き要注目です。
そして、相変わらず信用売りは多い(1/28時点での信用倍率0.77)ので、何かしらの材料が出た時は買戻し合戦が始まるのかもしれません。
それでは、今回は以上です。
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ありがとうございました
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