第9回です。
先日分析したロードスターキャピタル(証券コード:3542)について、昨日(2022/2/10)決算発表(2021/12期)されたので内容を確認していきます。また、合わせて中期経営計画も出ていたのでそちらの内容にも触れていきます。
※個別株の売買を推奨する記事ではありません、投資については自己責任でお願いしますm(_ _)m
前回の分析内容は↓

3Qでは売上高の進捗危うかったけど果たして、、
ロードスターキャピタル2021/12期本決算概要
売上高、経常利益はこんな感じでした↓
売上高:17,920百万円(対会社予想進捗率96.6%)
経常利益:5327百万円(対会社予想進捗率106.6%)
売上高、やや未達ですが3Qまでの進捗を考えると善戦しましたね
売上高、経常利益共にほぼ予想通りの着地。
前回気にしていた指標たちを見てみましょう。
まずは事業別売上比率から↓

微量ですが、原価のかかる不動産投資事業の割合が減り、クラウドファンディング事業の割合が増えてます
また、クラウドファンディング事業「Owner’sBook」の会員数・累積投資金額は↓

投資金額は順調に増えてきてます。また、会員数もまた徐々に上を向き始めてくれてる感じがしますね。
特に会員数の伸びの鈍化を気にしてましたが、Owner’sBookは順調に育っているようですね
また、来期の業績予想は1月の発表から変わらず、
売上高:18,517百万円(前期比+3.3%)
経常利益:6,696百万円(前期比+25.7%)
利益率がコワイ
ロードスターキャピタルの中期経営計画
続いて中期経営計画の中身を見ていきましょう。
まずは、2024/12期の業績目標です。
売上高:30,000百万円(2021/12期比+67.4%)
税前利益:10,000百万円(2021/12期比+100%)
あと3年弱で利益2倍!
売上高については、2022/12予想でも18,517百万円なので、2023,2024年の2年間で1.5倍以上にする必要がありますね、、、何か新しい商売のアテでもあるのでしょうか?
ということで、中期経営計画の中身を読み進めていくと、頼もしいことに色々と今後の作戦が書かれてましたが、中でも一番気になったのが「STOの導入について」です。
2023年後半にSTO(Security Token Offering)を導入すべく計画を進めているとのこと。
STOってなんだか聞き馴染みのないワード、、、
STOとは、ざっくり言うとデジタルデータに有価証券の効力を持たせるという資金調達方法で、仮想通過に用いられているような「ブロックチェーン技術を用いること」や「金融商品取引法に準拠して発行されること」によって権利もしっかり保証される仕組みのようです。
暗号資産の有価証券Ver.のようなもの??
つまりはSTOを取り入れることができれば、Owner’sBook上で株式のように個人投資家が不動産デジタル証券の売買等ができたりするようになり、上手く立ち上がればクラウドファンディング事業の幅も大きく拡大することが期待できそうです。
ロードスターキャピタルの株価
2022/2/10時点での株価は1421円
PER:6.75 PBR:2.45
直近で株価は上がってますが、まだまだ割安ですね
直近チャート(日足)は↓

1/6の業績予想発表、1/12の自社株買い発表により勢いよくジャンプアップするもそこから落ちることなくここ数日はヨコヨコの展開が続いてます。
短期的には一旦窓埋めの可能性もありましたが、2022/4/30までは自社株買い期間の為、ある程度の買い支えも期待でき、そこまで下げることはなさそう。更に本決算もうまく着地できたので、直近の不安材料もなくなりここから更にもう一段上がる可能性も出てきました。
本決算総括
本決算は無事着地と言えそうです。
Owner’sBookの会員数も再び上昇気流に乗り始めた感じ?(直近の好材料連発で株主数が増えたと思いますので、優待利用の為Owner’sBookを新たに利用し始める人も増えそうですね)
また、STO導入についても予定通り2023年内に実現できるか、今後の進捗に注目していきたいです。
それでは、今回は以上です。
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ありがとうございました
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